大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル12月号 第522号

談話室

青年交流イベント
資生堂ガイドメイクセミナー実施報告

青年部長 石本恭仁子

 大視協青年部では11月12日(日)、資生堂ジャパンの美容スタッフを講師に迎え、ガイドメイクと頭皮ケアの実習を、男女に分かれて行いました。
それぞれの実習概要を報告します。

女性:スキンケア・化粧
①肌のお手入れ
 化粧品の使用順と、肌に浸透させる手の動かし方。
②化粧下地
 クリームの適量の出し方と、頬に指先で外へ外へと伸ばす塗り方。
③化粧
 ファンデーションは、パフの動かし方と、塗った後顔を触ってみて、サラサラしているかどうかでファンデーションがまだらに付いてないか確認する方法。
 アイシャドーは、好きな色を選び、中指(別名、化粧指)でクリーム状のシャドーを瞼に置いた指に沿って回しながら付ける方法。
 アイブローは、ペンシル型のパウダー側で、眉の上に片方の指を置きながら、はみ出さないように描く方法。
 チークは、にっこり笑った状態で置く位置を決めてから、ブラシを2回動かして付ける手順。
 口紅は、ペンシル型の口紅をベージュ・ローズ・レッドの3色から選び、ガイドの指を使いながら口紅がはみ出さないように塗る方法など。
 メイクの細かい手法の他、アイシャドーは「ピンク色」、アイブローは「ふんわり眉」など、今年の流行情報なども教えていただきました。

男性:スキンケア・頭皮ケア
①肌のお手入れ
 クレンジングシートで顔を拭き、化粧水・日焼け止めの順に、指先で顔全体に円を描くように広げ、肌に浸透させる方法を実習。
②頭皮ケア
 1日に70本から120本の髪の毛が抜けることやシャンプーのポイントを知り、経絡(けいらく)に沿った3つのツボ押しを体験。スプレータイプのヘアトニックを使用し、ボールをつかむようなイメージでヘッドマッサージを行う。温泉水が成分のスプレーで、ヘアブラシを使って髪を整える。
③3分フェイスエクササイズ
 顔の筋肉を鍛え、美容にも効果的な5つのポーズを実践。頬を膨らませたり、すぼめたり、笑顔を作るなどして行う。

参加者からの感想(抜粋)
女性
「眉毛の描き方、口紅のラインの描き方もよくわかり楽しかった。」
「楽しかった。化粧を自分で出来たら自信を持って街を歩けます。」
「スキンケアの基本がとても分かりやすかった。」など。
男性
「楽しくてよかったです。肌がうるおっているのがよくわかり、頭皮マッサージは気持ちよかったです。リフレッシュできました。」
「スキンケアや頭皮ケアについて、スプレーやクリームを実際に使いながら学ぶことができて知識を増やすことができました。普段使ったことのない製品が多くありました。生活に取り入れていきたいと思います。」
「男性向けのセミナーがあり感謝です。」など。

 講師のソーシャルエリアパートナー 石田知子(いしだ ともこ)さんからは、「時間の経過とともに笑顔や質問が増え、楽しい時間を過ごすことが出来ました。自分でメイクが出来ると自信を持って街を歩けるという声は正に『化粧の力』を実感しました。」との講評をいただき、資生堂ガイドメイクに込められた「視覚機能」「加齢対策」「社会参加」の3つの想いが伝わるセミナーになったと思います。
ありがとうございました。