大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル7月号 第541号

時報

待望の「国語教室」

 大阪市教育委員会委託事業「成人学校」の国語教室に岸博実(きし ひろみ)先生を講師としてお迎えできることになりました。9月から全6回、第2土曜日開講。詳しくは、事業案内でご覧ください。

 岸博実先生に関して「小さ子社(ちいさごしゃ)」のサイトによる「盲教育史の手ざわり」関連情報を転載紹介いたします。

岸博実 著『盲教育史の手ざわりー人間の尊厳を求めてー』
 2020年発刊。「小さ子社」は、情報アクセスが困難な人たちのために次のように配慮。
「視覚障害、肢体不自由、発達障害などの理由で本書の文字へのアクセスが困難な方の利用に供する目的に限り、本書をご購入いただいた方に、本書のテキストデータを提供いたします。詳細は本書奥付をご覧いただくか、お問い合わせください。」

 続いて、小さ子社のサイトから内容、著者について転載紹介します。
内容紹介
 明治初期から戦後までをおよその期間として、視覚障害教育の歩みをたどる100章。
永年視覚障害教育の現場に身を置きながら、2018年重要文化財に指定された「京都盲啞院関係資料」を収めた資料室の業務に携わり、日本盲教育史研究会の事務局長を務める著者が、全国各地を訪ね歩き、自ら資料を収集することで、新たな事実や知られていなかった資料・文章を掘り起こし、歴史に埋もれた人物に新たな光を当てる。
 時代にコミットし、社会に参画しようと、懸命に歴史を生き抜いてきた視覚障害者たちの、ダイナミックな熱気を描き出す、渾身の一冊。
2011年から2019年まで、週刊点字新聞『点字毎日』で連載された「歴史の手ざわり・もっと!」を大幅に加筆・改稿。

岸博実さんのこと
 岸博実(きし ひろみ)、1949年、島根県生まれ。広島大学教育学部卒業。京都府立盲学校教諭を経て、滋賀大学・関西学院大学・びわこ学院大学の非常勤講師を歴任。現在、京都府立盲学校・大阪府立大阪北視覚支援学校に勤務。2012年より日本盲教育史研究会事務局長を務める。2020年、第17回本間一夫文化賞(社会福祉法人日本点字図書館)を受賞。
 主要著書・論文に、『万人のための点字力入門』(共著 生活書院、2010年)、『障害児の教育権保障と教育実践の課題』(共著 群青社、2014年)、『学校・施設アーカイブズ入門』(共著、大空社、2015年)、「盲・聾分離をめざした苦闘・90年:第84回全日本盲学校教育研究大会研究発表:視聴覚教育の今後を考えるための史資料集』(京都府立盲学校2009年)、『日本盲教育の独自性と普遍性』(2013年)、『視覚障害教育の源流をたどるー京都盲啞院モノがたり』(明石書店、2019年)などがある。(情報は書籍刊行時のものです。)

音楽会へのご招待

大視協 定時社員総会開かれる

 第69回定時社員総会が6月22日(日)、西成区民センターホールで、三浦晶子(みうらあきこ)大阪市障がい福祉課長、吉村浩(よしむらひろし)大阪市社会福祉協議会常務理事をご来賓にお迎えして成功裏に行われました。
理事は15名、監事が1名、執行役員は次の通りです。
 会長 川越利信(かわごえ としのぶ)
 副会長 鈴木昭二(すずき しょうじ)
 副会長 宮本浩(みやもと ひろし)
 副会長 栢本峰子(かやもと みねこ)
 常務理事 髙畑久枝(たかばたけ ひさえ)

夏期休日のお知らせ

 大視協 本部事務局は、8月13日(水)から15日(金)まで夏期休日となります。