大視協 一般社団法人 大阪市視覚障害者福祉協会

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大視協ジャーナル9月号 第543号

防災

(写真)「AEDを研修で扱って欲しい」と会員の方から要望があり、天王寺消防署の協力を得て、7月19日(土)に実演研修を実施しました。
写真は、社福センターでAEDを身に着けて、いくつかの機能を試す、会員の柴引和信(しばひき かずのぶ)さん。

第2回 防災セミナー

 今年度の2回目の防災セミナーを下記のとおり行います。
日時  11月15日(土) 14時から16時
会場  社福センター 1階 第7会議室
テーマ 災害は忘れた頃にやってくる
講師  榊原道眞(さかきばら みちまさ)氏
     全盲 鍼灸マッサージ師 防災士
定員  40名 付き添い含む
参加費 無料
申し込み 9月18日(木)から先着順

榊原道眞さん横顔
 神戸にお住まいの網膜色素変性症による視覚障害者の榊原道眞(さかきばら みちまさ)さんは、鍼灸マッサージ師で防災士です。さらに兵庫県福祉まちづくりアドバイザーでもあります。
 榊原さんは、43歳の時、網膜色素変性症で視覚に障害が出て、勤めていた会社を退職せざるを得なくなりました。国立神戸視力障害センターで、鍼灸マッサージ師の資格を取得するための理療科で3年間学び、2000年に国家資格を取得。
その後、音声で勉強して、代筆代読で受験し、2020年全国で初めて全盲で防災士の資格を取得されました。
 榊原さんは、防災士として災害時や避難所における視覚障害者に対する支援方法など、地域における防災・減災活動に取り組み、視覚障害者が災害から命を守るために必要な情報を伝える活動を行っています。一方、視覚障害を越えて他の障害者とも交流し、ユニバーサルな社会を目指しています。